• 本

ブッダが考えたこと 仏教のはじまりを読む

角川ソフィア文庫 H119−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-04-408917-7
4-04-408917-5
税込価格 880円
頁数・縦 239P 15cm

商品内容

要旨

この世に生きる私たちが、苦しみから逃れられないのはなぜか。苦しみはどこから生じ、これを断つにはどうすればよいのか。ブッダが得た「悟り」の本質をインド哲学の内側から捉えなおすとき、徹底して人間的に思考するがゆえに人間を超越してしまう、孤独な天才の姿が浮かび上がる。真の悟りは知性を求め、知性は孤立を恐れぬ勇気を求める―。従来の仏教学が見落としてきたブッダの哲学的独創性へと分け入っていく刺激的論考。

目次

第1章 仏教誕生の土壌―輪廻思想と出家
第2章 苦楽中道―いかに苦しみを滅するのか
第3章 全知者ゴータマ・ブッダの「知」
第4章 無意味な生を生きる―修行完成者の歩む道
第5章 苦、無常、非我とは何か
第6章 非人情、すなわち哲学

おすすめコメント

この世に生きる私たちが、苦しみから逃れられないのはなぜか。苦しみはどこから生じ、これを断つにはどうすればよいのか。ブッダが得た「悟り」の本質をインド哲学の内側から捉えなおすとき、徹底して人間的に思考するがゆえに人間を超越してしまう、孤独な天才の姿が浮かび上がる。真の悟りは知性を求め、知性は孤立を恐れぬ勇気を求める――。従来の仏教学が見落としてきたブッダの哲学的独創性へと分け入っていく、刺激的論考! (本書は、『ブッダが考えたこと これが最初の仏教だ』を改題し文庫化したものです)

著者紹介

宮元 啓一 (ミヤモト ケイイチ)  
1948年生まれ。國學院大學特任教授。東京大学文学部卒業、同大学大学院博士課程修了。博士(文学)。インド哲学、仏教学を専門とし、2009年に中村元東方学術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)