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登山と日本人

角川ソフィア文庫 I127-1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-04-409221-4
4-04-409221-4
税込価格 968円
頁数・縦 271P 15cm

商品内容

要旨

日本人はいつから山に登るようになったのか。世代を問わず多くの人が山に魅了されているのはなぜか―。明治のはじめには一握りのエリートたちの遊びであった登山は、経済成長とともに庶民にまで広がった。近代登山以前の日本人と山のあいだには、歴史の影に隠れた意外な真実がある。富士講をはじめとする信仰に基づいた登山から、スポーツ的要素が強くなった近代登山まで、日本の登山史を辿りつつ、そのルーツに迫る。

目次

第1章 日本における登山と山岳信仰の始まり
第2章 登山と好奇心
第3章 仏教の伝来と修験道の始まり
第4章 信仰登山の発展
第5章 信仰登山から物見遊山へ
第6章 わが国における近代登山の受容
第7章 大衆登山の時代
第8章 日本人の風景観の変遷と国立公園制度
第9章 火山と日本人
第10章 富士山と日本人

おすすめコメント

日本人にとって山は聖地であり、レジャーとしての登山が日本で一般化するのは明治末期だった。日本とヨーロッパを比較しつつ、山と人間との関わりの歴史をたどり、山の魅力に迫る。『登山の誕生』を加筆のうえ改題。

著者紹介

小泉 武栄 (コイズミ タケエイ)  
1948年、長野県生まれ。東京学芸大学名誉教授。理学博士。日本ジオパーク委員会顧問。理学博士。専門分野は自然地理学、地生態学。「松下幸之助花の万博記念奨励賞」(松下幸之助花の万博記念財団)、「日本地理学会賞優秀賞」、「沼田眞賞」(日本自然保護協会)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)