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壊れた脳生存する知

角川ソフィア文庫 SP L−115−1

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-04-409413-3
4-04-409413-6
税込価格 1,100円
頁数・縦 313P 15cm

商品内容

要旨

3度の脳出血で重い脳障害を抱えた外科医の著者。靴の前後が分からない。時計が読めない。そして、世界の左半分に「気がつかない」…。見た目の普通さゆえに周りから理解されにくい「高次脳機能障害」の苦しみ。だが損傷後も脳は驚異的な成長と回復を続けた。リハビリをはじめとする医療現場や、障害者を取り巻く社会環境への提言など、障害の当事者が「壊れた脳」で生きる日常の思いを綴る。諦めない心とユーモアに満ちた感動の手記。

目次

文庫版序文 「あきらめないで!」
序章 壊れた脳の中、教えます
第1章 私は奇想天外な世界の住人
第2章 脳に潜んでいた病気の芽
第3章 病気を科学してみたら
第4章 あわや植物人間
第5章 世間はどこもバリアだらけ
第6章 普通の暮らしが最高のリハビリ
文庫版あとがき 「脳の中のもうひとりの私」、そして「今の私」

出版社・メーカーコメント

高次脳機能障害の苦しみに決して諦めない心で向き合う医師の、感動の手記。三度の脳出血により高次脳機能障害者となった一人の女性医師が、心身をおそう数々の出来事に戸惑いながらもつぶさに観察し、「見えない障害」を世に知らせることを人生の新たな仕事として発見していった感動の記録。

著者紹介

山田 規畝子 (ヤマダ キクコ)  
1964年、香川県生まれ。東京女子医科大学卒。同大学病院、香川医科大学(現・香川大学医学部)勤務を経て、実家・山田整形外科病院院長に。33歳の時の2度目の脳出血で脳梗塞を併発、軽微な高次脳機能障害を発症。37歳で3度目の脳出血、重篤な高次脳機能障害を発症、半側空間無視など新たな後遺症が加わる。発症時からの自分の症状や自前のリハビリ法などを書き綴った『壊れた脳 生存する知』(講談社)が医学界内外から大反響を呼ぶ。現在は医師を休業、高次脳機能障害の社会的認知度を高めるための講演・執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)