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プロダイバーのウニ駆除クエスト 環境保全に取り組んでわかった海の面白い話

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-04-606420-2
4-04-606420-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 239P 19cm

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要旨

海水温の上昇などの環境変化が、海の生態系に深刻な影響を及ぼしているようだ。とりわけ世界の海で問題になっているのが「磯焼け」。通常は海藻で覆われている海底の岩場(藻場)が砂漠化する現象だ。魚や水生生物が少なくなり、生物多様性を失わせる磯焼けだが、その主犯と目されているのが「ウニ」である。本書は、ウニの駆除をはじめとするさまざまな手段を駆使して「海の砂漠化」を防ごうと奮闘するプロダイバーが、自身の5年以上にわたる長崎県の海での環境保全活動や、海の生態について綴ったエッセイ。ウニの駆除・漁・畜養(自然で生まれ育った生物を途中から人の手で育てる養殖法)、そして海藻の育成など、磯焼けを防ぐための多岐にわたる活動を、興味深いエピソードの数々とともに紹介している。海藻を失わせているのは、増殖して海藻を食べ尽くすウニだけではなく、実は「藻食魚」も「共犯」であるようだ。著者は長崎ペンギン水族館で飼育員として3年半の勤務を経て、独立。現在は水中ガイドのほか、海の生き物の生態を自らが撮影した水中映像で紹介するYouTube「スイチャンネル」を運営する。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年11月8日]

商品内容

要旨

海の砂漠化を防げ!新感覚の冒険譚エッセイ。

目次

第1章 なぜウニを駆除するの?
第2章 食い止めろ!海の砂漠化“磯焼け”
第3章 ドタバタすぎるウニ駆除活動
第4章 目指せ一攫千金!?ウニ1000匹を育ててみた
第5章 時給たったの500円!?ウニ漁師になってみた
第6章 ついに見えてきた!ウニが与える真の影響
第7章 藻場を取り戻せ!アカモク再生プロジェクト
第8章 人間VS魚の仁義なき戦い
第9章 いざ東北の地へ!磯焼け対策の武者修行
第10章 最終決戦!未来にばらまけ海藻の種!

出版社・メーカーコメント

ウニを倒すと海が平和に!?海の砂漠化と戦う新感覚の冒険譚エッセイ!「ウニを倒すと海が平和に!?」YouTubeで25万人以上が応援!長崎で海の砂漠化を防ぐために奮闘するプロダイバーが綴る、面白くてためになる新感覚の冒険譚エッセイ!

著者紹介

中村 拓朗 (ナカムラ タクロウ)  
プロダイバー。鹿児島大学水産学部を卒業後、長崎ペンギン水族館で飼育員として3年半の勤務を経て、独立。現在は水中ガイドのほか、海の生き物の生態を自らが撮影した水中映像で紹介するYouTube「スイチャンネルケを運営。漁協や自治体と連携し、環境保全活動の様子も発信。なかでも、“磯焼け”と呼ばれる海の砂漠化を防ぐために長年行っているウニ駆除動画が人気を博し、チャンネル登録者は27万人(2023年8月現在)を突破。“ウニの人”の愛称でも知られる。水中自然観察家として、地元メディアにも出演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)