• 本

「伝説」はなぜ生まれたか

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-04-653273-2
4-04-653273-4
税込価格 2,750円
頁数・縦 252P 20cm

商品内容

要旨

能登半島・旧柳田村「猿鬼伝説」、高知県・旧物部村「いざなぎ流の祭文」、戸隠・箱根「九頭龍伝説」。神話学、文化人類学を背景に日本の伝説・説話を読みなおし、日本文化の核心を浮き彫りにする。

目次

序章 「物語る行為」の宇宙―出来事・記憶・歴史
第1章 猿鬼の棲む洞窟―誰が猿鬼を退治したか
第2章 遷移する天竺―「お伽草子」から「いざなぎ流祭文」へ
第3章 龍が生きている山―九頭龍信仰論への視角
第4章 琵琶怪異譚―霊と幻想のメディア
第5章 天皇と異界―王化された妖怪退治・生贄伝説を読みとく

出版社
商品紹介

能登の洞窟にひそむ猿鬼、戸隠の山に棲む九頭龍、琵琶に宿る精霊……。物語ることの意味を解きあかす神話学を背景に、日本人が愛する伝説を読み直し、民衆の心性と歴史、王権と人身御供の秘密にせまる画期的伝承論。

著者紹介

小松 和彦 (コマツ カズヒコ)  
1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター所長。埼玉大学教養学部教養学科卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科(社会人類学)博士課程修了。専攻は文化人類学・民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)