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心は何でできているのか 脳科学から心の哲学へ

角川選書 498

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2011年12月
ISBNコード 978-4-04-703498-3
4-04-703498-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 222P 19cm

商品内容

要旨

1000億個の神経細胞からなる脳。この精妙な仕掛けから、心=「考える私」が生まれる。では、脳がわかれば心も全てわかるのか?記憶障害、失語症など豊富な臨床経験をもつ著者が、覚醒意識・感情・知性・意志の「心の4層構造」と、その背景にある脳の進化を解きあかす。プラトンやカント、ダーウィン、森鴎外、日本初の心理学者・元良勇次郎がのこした心と脳の理論も検証。脳科学の言葉では説明できない心の不思議に迫る。

目次

第1章 脳とこころの研究の歴史
第2章 脳の仕組み
第3章 脳とこころの関係
第4章 こころは知・情・意
第5章 情の世界
第6章 心像の世界
第7章 意志の働き
第8章 意識と情・知・意

出版社
商品紹介

神経内科医として、こころという存在の不思議に気づいた若き日の著者が、長年の研鑽を経て辿りついた「脳からみた心」の姿とは?感情・知性・意志の共鳴が生みだす「こころ」の成り立ちに迫る。

著者紹介

山鳥 重 (ヤマドリ アツシ)  
1939年、兵庫県生まれ。神戸大学大学院医学系研究科修了。医学博士。1969〜72年、ボストン大学医学部ニューロロジー教室のレジデント・プログラムに在籍。ボストン・ヴェテランズ・アドミニストレーション病院で失語症など高次脳機能障害の臨床に従事。以来、神経内科医として失語症の診察、研究にあたる。神戸大学医学部精神神経科助教授、兵庫県立高齢者脳機能研究センター所長、東北大学大学院医学系研究科教授、神戸学院大学人文学部教授を経て、2010年3月、同大学を定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)