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死をみつめて生きる 日本人の自然観と死生観

角川選書 511

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-04-703511-9
4-04-703511-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 179P 19cm

商品内容

要旨

自然を克服するのではなく師として学び、順応するための知識を積み重ねてきた日本人の自然観は、どのように作られたのか。神もその多くは死ぬと考えた日本人の死生観はどこから来るのか。木や山などの自然物を神体とする信仰、夕焼けへよせる格別な想いなど、私たちが古くから親しんできた自然観・死生観をキーワードに、自然を人間とともに生き、活用するものととらえ、今をよりよく生きる道を思索する。

目次

はじめの章
第1章 自然との調和
第2章 鎮守の森と南方熊楠
第3章 死をみつめて生きる
第4章 鎮魂の伝統
第5章 日本人の他界観
第6章 万有生命信仰

出版社
商品紹介

鎮守の森を人々の寄り合いの場所として、神社の合祀に激しく反対した南方熊楠、仏教以前からあった日本人の信仰を解き明かす折口信夫など、先人の説を踏まえ、かつては普通の日本人にあった考え方をみつめなおす書。

著者紹介

上田 正昭 (ウエダ マサアキ)  
1927年兵庫県生。歴史学者。専門は古代史、神話学。京都大学卒。京都大学名誉教授。世界人権問題研究センター理事長、高麗美術館館長。『日本神話』で毎日出版文化賞、『古代伝承史の研究』で江馬賞、福岡アジア文化賞、大阪文化賞、京都市文化功労者、京都府文化賞特別功労賞、南方熊楠賞をそれぞれ受賞。勲二等瑞宝章。修交勲章崇禮章(韓国)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)