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渡来の古代史 国のかたちをつくったのは誰か

角川選書 526

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2013年6月
ISBNコード 978-4-04-703526-3
4-04-703526-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 261P 19cm

商品内容

要旨

日本の歴史を考える上で欠かせない、大陸から来た人びと。百済・加耶系の漢人、新羅系の秦人、高句麗系の高麗人などは、いつ、どのように登場し、どういった役割を果たしたのか―。彼らの入国を意味する「帰化」と「渡来」の語を明確に区分、古代史に風穴をあけた泰斗による、「渡来人と渡来文化」の集大成。近年の発掘調査の成果も踏まえ、古代国家形成にかかわる渡来を、東アジアという視点でダイナミックに提示する。

目次

帰化と渡来と
第1部 渡来人の諸相(日本版中華思想
秦氏の活躍
漢氏の行動
高麗氏と船氏
百済王氏の軌跡)
第2部 渡来文化の諸相(文字の使用
道教と役小角の宗教
儒教と仏教
アメノヒボコの伝承
壁画古墳と渡来の氏族)

出版社
商品紹介

著書『帰化人』で「渡来」という語と概念を示し、古代史に大きな風穴をあけた泰斗による、「渡来人と渡来文化」の集大成。古代国家形成にかかわる渡来を、東アジアという視点でダイナミックに提示する。

著者紹介

上田 正昭 (ウエダ マサアキ)  
1927年、兵庫県生まれ。歴史学者。専門は古代史、神話学。京都大学卒。京都大学名誉教授。京都市文化功労者。世界人権問題研究センター理事長、姫路文学館館長、高麗美術館館長、島根県立古代出雲歴史博物館名誉館長。『日本神話』(岩波新書)で毎日出版文化賞、『古代伝承史の研究』(塙書房)で江馬賞、福岡アジア文化賞、大阪文化賞、京都府・京都市特別功労賞、南方熊楠賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)