• 本

今川氏滅亡

角川選書 604

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-04-703633-8
4-04-703633-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 303P 19cm

商品内容

要旨

永禄三年、海道一の弓取りと謳われた今川義元が桶狭間で横死。氏真が跡を継ぐも、わずか八年余で戦国大名の地位を失う。駿河、遠江、三河に君臨した今川氏は、なぜあれほど脆く崩れ去っていったのか。三州錯乱や遠州〓(そう)劇といった国衆の離叛、その要因となった「家中」の強制的刷新による混乱と弱体化の動向等を丹念に検証。桶狭間敗北や「暗愚」氏真に仮託されてきたイメージを覆し、最新研究から新たなる実像を提示する。

目次

第1章 戦国大名今川氏の登場(氏親以前の今川氏
「戦国大名」氏親の登場から死没 ほか)
第2章 寿桂尼と氏輝(家督継承者と「家督代行者」
寿桂尼の位置づけ ほか)
第3章 義元の時代(義元の栄華
領国西方の維持)
第4章 氏真の生涯(“通説”今川氏真
離叛する国衆たち)
第5章 今川領国の崩壊(氏真の実像を探る
氏真の発給文書)

おすすめコメント

大河ドラマ「おんな城主直虎」時代考証者が、戦国の一大事件の真相を追う 駿河・遠江・三河に君臨した大大名・今川氏は、なぜあれほど脆く滅び去ったのか。協調・離叛を繰り返していた国衆の攻防をはじめ通説の数々を再検証。桶狭間敗北や氏真に仮託されてきた亡国の実像を明らかにする。

著者紹介

大石 泰史 (オオイシ ヤスシ)  
1965年、静岡県生まれ。歴史研究家。東洋大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。千葉県文書館嘱託職員等を経て、大石プランニング主宰。2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の時代考証を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)