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戯作論

角川選書 1401 角川選書クラシックス

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-04-703745-8
4-04-703745-1
税込価格 3,960円
頁数・縦 465P 19cm

商品内容

要旨

洒落本、滑稽本、談義本、人情本、読本、草双紙…。これまで「なぐさみ」の文学とされてきた戯作は、本書の出現でゆるぎない真価を与えられた。まったく新しい歴史的な視角で戯作をとらえ、江戸の社会状況や読者層、さらには出版界を丁寧に分析。山東京伝・十返舎一九・滝沢馬琴などの作家像にまで迫り、その本質を明らかにする。刊行当時から江戸文芸研究の最前線、いまもなお最新研究で必読の名著、待望の復刊。

目次

第一章 戯作の意義
第二章 戯作の発生とその精神(一)―文人趣味とその推移―
第三章 戯作の発生とその精神(二)―離世的精神―
第四章 前期戯作界
第五章 後期戯作界
第六章 戯作表現の特色(一)―発想法―
第七章 戯作表現の特色(二)―構成法―
第八章 戯作表現の特色(三)―趣向の形式―
第九章 戯作文章の特色
第十章 戯作作風の推移
後語―近代への接続―
付一 遊子方言評注
付二 孔子縞于時藍染評注

出版社・メーカーコメント

「なぐさみ」の文学とされてきた戯作は、本書の出現でゆるぎない真価を与えられた。新しい歴史的視角で戯作をとらえ、江戸の社会状況や読者層、出版界を丁寧に分析。京伝・一九・馬琴などの作家論にまで迫り、戯作の本質を明らかにした、江戸文芸研究の金字塔。

著者紹介

中村 幸彦 (ナカムラ ユキヒコ)  
1911年、兵庫県生まれ。近世文学研究者。京都帝国大学文学部国文科を卒業後、天理図書館司書、天理大学教授、九州大学教授などを経て、関西大学教授。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)