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政権交代の法則 派閥の正体とその変遷

角川oneテーマ21 C-153

出版社名 角川書店
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-04-710150-0
4-04-710150-8
税込価格 776円
頁数・縦 225P 18cm

商品内容

要旨

政治を理解するためには、まず派閥を知るべきである。多くの人間が集えば、そこには多かれ少なかれ好き嫌い、波長の合う、合わないが生まれてくる。そうした非合理的な人間的な要素が派閥の結束の強弱と将来を占う鍵にもなる。人的なつながりが政策論議よりも奥が深い場合も少なくない。

目次

第1章 ねじれ国会と政権交代(ねじれ国会の出現
与野党のあるべき姿 ほか)
第2章 自民党による疑似政権交代史(政治は数の論理
派閥が作り出した疑似政権交代 ほか)
第3章 疑似政権交代の終焉(小沢一郎の剛腕は経世会支配から生まれた
金丸信の失脚が招いた経世会分裂、小沢一郎の離党 ほか)
第4章 民主党派閥と政権の可能性(民主党における派閥の意味
民主党グループにおける本流 ほか)
第5章 政権交代の必要条件(最終的には政策を吟味せよ
ねじれ国会の行方 ほか)

おすすめコメント

政治家たちはなぜ集まり、なぜ離れていくのか。集合離散の法則を解説。「ねじれ国会」の出現により日本の政治は戦後初めて政策協議が可能な環境が整ったといえる。再編成されていく政治地図の中で、政治家たちはどうつながり、誰が台頭していくのか明らかにする。

著者紹介

草野 厚 (クサノ アツシ)  
慶應義塾大学総合政策学部教授、1947年、東京生まれ。71年、慶應義塾大学法学部卒業後、(株)松下電器貿易勤務を経て、上智大学大学院外国語学研究科修士課程、82年、東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。国際大学、東京工業大学等を経て91年から現職。著書に『日米オレンジ交渉』(日米友好基金賞受賞、日本経済新聞社)など多数。専門は政治学、日本外交論、政策過程論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)