私はしがない子爵家の末娘、見た目も平凡なオレリーと申します。先日まで不治の病に伏せておられた公爵家のシリル様と婚約をしておりましたが、全快を機にあの方のご身分と、麗しさに見合った方と改めて婚約を結んでいただくために、婚約を解消いたします！俺は公爵家嫡男という身分しか取り柄のない地味顔の男、シリル。この間まで、病の俺を看病してくれていた婚約者、絶世の美少女オレリーが、突然婚約を解消し出て行ったという。彼女には、地味顔の俺が超美青年に見え、自ら身を引いたというのだ。俺は慌てて、天使“オレリー”捕獲作戦に乗り出し、ちょっとした策略で屋敷に呼び出した彼女に「愛してる」と告げキスを…。