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僕が電話をかけていた場所

メディアワークス文庫 み7-5

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-04-865442-5
4-04-865442-X
税込価格 693円
頁数・縦 267P 15cm

商品内容

要旨

ずっと、思っていた。この醜い痣さえなければ、初鹿野唯の心を射止めることができるかもしれないのに、と。「電話の女」の持ちかけた賭けに乗ったことで、僕の顔の痣は消えた。理想の姿を手に入れた僕は、その夜初鹿野と再会を果たす。しかし皮肉なことに、三年ぶりに再会した彼女の顔には、昨日までの僕と瓜二つの醜い痣があった。途方に暮れる僕に、電話の女は言う。このまま初鹿野の心を動かせなければ賭けは僕の負けとなり、そのとき僕は『人魚姫』と同じ結末を辿ることになるのだ、と。

おすすめコメント

ずっと、思っていた。この痣さえなくなれば、初鹿野の心を射止めることができると。「電話の女」はその夢を実現させてくれた。ただし、初鹿野と両想いになれなければ泡となって死ぬという条件つきで。

著者紹介

三秋 縋 (ミアキ スガル)  
1990年生まれ、岩手県出身の作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)