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怪異学の可能性

出版社名 角川書店
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-04-885010-0
4-04-885010-5
税込価格 3,300円
頁数・縦 398P 19cm

商品内容

要旨

古代・中世・近世と様々な時代の文献の中には、「怪異」という言葉や、「不思議なこと」「あやしいこと」の記述が多数存在する。それらは時に、「天」や「神」に関わるとされ、また時に朝廷や幕府の都合の良いように塗り替えられ、意図的に流布されてきた。つまり日本を統治する上で、「怪異」がシステムとして機能させられてきたことも意味する。不思議なことは、過去から現在、洋の東西を問わず起きている。それらが日本ではどのように説明されてきたか、「怪異」を日本人がどのように認識してきたかを読み解き、その文化と社会のありようを見つめ直す。日本文化の新たな側面を「怪異」をキーワードに開拓しようと試みる一冊。

目次

「怪異学」の目指すもの
第1部 律令国家の形成と「フシギ」の認識史(奈良・平安時代の人々とフシギなコト
「祟り」「怨霊」、そして「御霊」―神霊を語る者
「恠異学」の先人たち―古代史・文化史・王権論)
第2部 中世 多元化する国家・社会と「フシギ」の展開史(鎌倉時代の怪異
室町時代宮廷社会の精神史―精神障害と怪異
室町王権と都市の怪異
コメント 能の「不思議」―能における霊魂観
西洋中世史研究と怪異学―前近代史の共通言語を目指して)
第3部 近世社会と怪異―近代に至る道筋を探す(近世社会の成立と近世的怪異の形成
近世・近代の「怪異」と国家/社会)
私たちの「怪異」現代の中の「怪異」と怪異

おすすめコメント

日本人の怪異観を探り、新たな日本文化の側面に光を当てる、画期的な試み古来、「怪異」とは「天や神」に関わるとされ、また時に為政者の都合の良いように塗り替えられてきた。「怪異」を、日本人がどのように認識してきたかを分析する。日本文化の新たな側面を開拓しようと試みる一冊。