商品内容
要旨 |
霊峰ドゥ・ツェリンの陥落。“煤まみれ”だったロルフ、そして魔族軍が王国軍を撤退させたという報せは、ロンドシウス王国に大きな動揺をもたらした。霊峰での戦いを経て、王国の反体制派だった傭兵らも合流し、魔族軍は連合として大きな勢力になっていく。事態を危惧した王国の王女、セラフィーナ・デメテル・ロンドシウスは、ロルフの虚をつく一手に出る。それは、講和の申し入れ。それも、ロルフ本人への。迷いの末に、会談の場へ向かったロルフを待っていたのは―「ロルフ…」「…エミリー」ロルフのかつての婚約者であり、騎士団長であるエミリーだった―。歴史的講和を企図する会談で、ロルフが発する言葉とは…。「だから俺は、剣を取った」しかし、その会談の先に待ち受けていたのは予想もしない事態で…。 |
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出版社・メーカーコメント
霊峰ドゥ・ツェリンを“煤まみれ”のロルフに落とされたロンドシウス王国は凶報に揺れる。王女セラフィーナは、彼の幼馴染であるエミリーとともに、彼を再び王国へ戻すべく交渉をかけてきて……。