• 本

カーニヴァル化する社会

講談社現代新書 1788

出版社名 講談社
出版年月 2005年5月
ISBNコード 978-4-06-149788-7
4-06-149788-X
税込価格 814円
頁数・縦 174P 18cm

商品内容

要旨

分断される自己イメージ、データベース化する人間関係…ネット世代の論客が解き明かす「僕たちの日常」。「ニート論議」「監視社会論議」の本質も明らかに。

目次

第1章 「やりたいこと」しかしたくない―液状化する労働観(フリーターやニートだけが問題なのか
「やりたいこと」という貧困
ハイ・テンションな自己啓発)
第2章 ずっと自分を見張っていたい―情報社会における監視(「監視国家」か「監視社会」か
データが監視されるということ
データベースとの往復運動)
第3章 「圏外」を逃れて―自分中毒としての携帯電話(携帯電話と再帰的近代
「自己への嗜癖」とデータベース)
終章 カーニヴァル化するモダニティ(カーニヴァル化と再帰性
革命か、宿命か―カーニヴァルの時代を生きる)

おすすめコメント

分断される自己イメージ、データベース化する人間関係・・・ネット世代の論客が解き明かす「僕たちの日常」。ニートと過重労働、監視社会、ケータイ依存。それらを支えるデータベースと個人の関係。「祭り」が日常化する時代の現実に鮮やかに切り込む!

出版社・メーカーコメント

2000年代の若者達のリアルを鮮かに斬る「やりたいこと」を探し続けるニートたち、自己確認をするデータベースとしての監視社会、そして「ケータイ依存」。これらを支える社会のメカニズムを分析する。

著者紹介

鈴木 謙介 (スズキ ケンスケ)  
1976年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員・助手。首都大学東京非常勤講師。専攻は理論社会学。インターネット社会の最先端の事例と、政治哲学の理論的研究を架橋させながら、独自の情報社会論を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)