• 本

老いるということ

講談社現代新書 1865

出版社名 講談社
出版年月 2006年11月
ISBNコード 978-4-06-149865-5
(4-06-149865-7)
税込価格 880円
頁数・縦 232P 18cm

商品内容

要旨

これまでにない長い老後を生きる時代が到来した現代、人は老いとどのように向き合えばいいのか。さりげない表現の中に現代日本人の老いを描く幸田文。老いの悲惨な側面から目を逸らさず生きた耕治人。島崎藤村が綴る老後の豊富さと老いることの難しさ。伊藤整が光を当てた老いの欲望と快楽。伊藤信吉が記す九十代の老年詩集…。文学作品・映画・演劇に描かれたさまざまな老いの形をとおして、現代に生きる者にとっての“老い”の意味と可能性を追究する。

目次

老いの長さ・老いる場所
古代ローマの老い―キケロー『老年について』をめぐって
二十世紀イギリスの老い―E.M.フォースター「老年について」の発想
老いの伝承―深沢七郎「楢山節考」の伝えるもの
老いと時間―「ドライビング・ミス・デイジー」の場合
老いの年齢―マルコム・カウリー『八十路から眺めれば』の示唆
老いの形―幸田文の随筆から
老いの現在・老いの過去―映画「八月の鯨」の表現するもの
老いと病―耕治人の晩年の三作より
老いの完了形と老いの進行形―芥川龍之介「老年」、太宰治『晩年』の視点
老いる意志―島崎藤村の短文から
老いと性―伊藤整『変容』の問題提起
老いの温もり―萩原朔太郎のエッセイと伊藤信吉の老年詩集から
老いのまとめ

出版社・メーカーコメント

老いによって拓かれるより深い領域の可能性人間にとって老いとは何か、そして老いとどのように向き合うべきなのか。文芸・映画・演劇等を題材に、人生の機微を知り尽くした著者が綴る「老いる」ことの意味

著者紹介

黒井 千次 (クロイ センジ)  
1932年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。作家。日本芸術院会員。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、毎日芸術賞、日本芸術院賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)