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微分積分学の史的展開 ライプニッツから高木貞治まで

出版社名 講談社
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-06-156541-8
4-06-156541-9
税込価格 4,950円
頁数・縦 275P 22cm

商品内容

要旨

無限を創造する。微分積分学の長い歴史は、西欧近代の数学史と軌を一にする。そこでは、微分と積分が“曲線”を媒介項としてつながってきた。天才数学者たちの情熱がやがて現代数学へ変容するまでを、精緻に描く快著。

目次

曲線の理論のはじまり―デカルトの解析幾何学
曲線論と極大極小問題―フェルマのアイデア
万能の接線法―ライプニッツの発見
ヨハン・ベルヌーイの無限解析とロピタルの無限小解析
関数とその微分可能性をめぐって
フーリエの関数概念
コーシーの解析学と微分積分学の基本定理
無限解析の創造
コーシーから高木貞治へ
関数概念の発生と無限解析の変容
西欧近代の数学の礎

出版社
商品紹介

17世紀に端を発する微分積分学が、やがて現代数学へと成長する過程を活写する。当代一流の数学史家による、熱気溢れる書き下ろし。

著者紹介

高瀬 正仁 (タカセ マサヒト)  
1951年、群馬県に生まれる。現在、九州大学基幹教育院教授、博士(理学)。専門は近代数学史、多変数関数論、ヤコビ関数、虚数乗法論。数学の古典的著作の翻訳などの執筆活動により、2009年度日本数学会賞出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)