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イソップ寓話 その伝承と変容

講談社学術文庫 1495

出版社名 講談社
出版年月 2001年8月
ISBNコード 978-4-06-159495-1
4-06-159495-8
税込価格 1,210円
頁数・縦 305P 15cm

商品内容

要旨

動物に仮託して人間生活の諸相を描いたイソップ寓話。「兎と亀」「蟻ときりぎりす」「牛のまねをする蛙」「狐とぶどう」―西欧はもとより日本においても、これらの話を知らぬ者はいまい。では、イソップその人についてや、イソップ寓話の成立についてはどうか?古今の文献を駆使してその成立と伝承の歴史をたどり、わが国への伝来とその変容、普及の過程を究明する。

目次

第1部 西洋世界におけるイソップ―成立と伝承(イソップとは何者だったのか
古代文学の中のイソップ寓話
寓話集の成立
近世印刷本時代のイソップ寓話集)
第2部 日本に渡来したイソップ―変容と普及(キリシタン版ローマ字本と古活字版仮名草子本
『イソポのハブラス』の様式
『伊曽保物語』の特色
国民的普及の開始)

著者紹介

小堀 桂一郎 (コボリ ケイイチロウ)  
1933年東京生まれ。東京大学大学院博士課程(比較文学比較文化)修了。現在、東京大学名誉教授、明星大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)