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〈出雲〉という思想 近代日本の抹殺された神々

講談社学術文庫 1516

出版社名 講談社
出版年月 2001年10月
ISBNコード 978-4-06-159516-3
4-06-159516-4
税込価格 1,221円
頁数・縦 279P 15cm

商品内容

要旨

明治国家における「国体」「近代天皇制」の確立は、“伊勢”=国家神道の勝利であった。その陰で闇に葬られたもう一つの神道・“出雲”。スサノヲやオホクニヌシを主宰神とするこの神学は、復古神道の流れに属しながら、なぜ抹殺されたのか。気鋭の学者が“出雲”という場所をとおし、近代日本のもう一つの思想史を大胆に描く意欲作。

目次

第1部 復古神道における“出雲”(「顕」と「幽」
本居宣長と“出雲”
平田篤胤と“出雲”
篤胤神学の分裂と「幽冥」の継承 ほか)
第2部 埼玉の謎―ある歴史ストーリー(出雲と武蔵
埼玉県の成立と大宮の動向
千家尊福の知事時代―古代出雲の復活)

出版社・メーカーコメント

<出雲>はなぜ明治政府に抹殺されたのか?「国家神道」「国体」の確立は、<出雲>に対する<伊勢>の勝利であった。近代化の中で闇に葬られたオホクニヌシを主祭神とするもう一つの神道思想の系譜に迫る

著者紹介

原 武史 (ハラ タケシ)  
1962年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。東京大学社会科学研究所助手、山梨学院大学助教授を経て、現在、明治学院大学助教授。専攻は日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)