
万延元年のフットボール
講談社文芸文庫
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 1988年4月 |
ISBNコード |
978-4-06-196014-5
(4-06-196014-8) |
税込価格 | 2,090円 |
頁数・縦 | 491P 16cm |
商品内容
要旨 |
友人の死に導かれ夜明けの穴にうずくまる僕。地獄を所有し、安保闘争で傷ついた鷹四。障害児を出産した菜採子。苦渋に満たち登場人物たちが、四国の谷間の村をさして軽快に出発した。万延元年の村の一揆をなぞるように、神話の森に暴動が起る。幕末から現代につなぐ民衆の心をみごとに形象化し、戦後世代の切実な体験と希求を結実させた画期的長編。谷崎賞受賞。 |
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出版社・メーカーコメント
現代日本文学を先導する大江健三郎の代表作日本の近代百年――その歩みの中の民衆の心と戦後世代の切実な体験と希求を見事に文学的に結実させた大江健三郎の全世界.現代文学の可能性を拓く谷崎賞受賞作!