商品内容
要旨 |
平家には、もう明日はなかった。さかまく渦潮におのれの影を見るごとく、壇ノ浦に一門の危機感がみなぎる。寿永4年3月24日の朝、敵味方のどよめきのうちに戦は始まった。だが、単なる海戦ではない。海峡の戦である。独特の潮相と風位の戦である。潮をあやつり、波に乗るもの、義経か知盛か。その夜の星影も見ず、平家は波騒に消えた。波に底にも都の候う、との耽美的な一語を残して。講談社創業80周年記念出版。 |
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要旨 |
平家には、もう明日はなかった。さかまく渦潮におのれの影を見るごとく、壇ノ浦に一門の危機感がみなぎる。寿永4年3月24日の朝、敵味方のどよめきのうちに戦は始まった。だが、単なる海戦ではない。海峡の戦である。独特の潮相と風位の戦である。潮をあやつり、波に乗るもの、義経か知盛か。その夜の星影も見ず、平家は波騒に消えた。波に底にも都の候う、との耽美的な一語を残して。講談社創業80周年記念出版。 |
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0100000000000006318594
4-06-196560-3
新・平家物語 14
吉川英治/著
講談社
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BK
出版社・メーカーコメント
明日なき平家一門,壇ノ浦に危機感が漲る!三月二十四日早暁,戦は始まった.だが,単なる海戦ではない,海峡の戦である.潮を操り,波に乗るもの,義経か知盛か.波の底にも都の候う――落日の平家絵巻.