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山之口貘詩文集

講談社文芸文庫

出版社名 講談社
出版年月 1999年5月
ISBNコード 978-4-06-197663-4
4-06-197663-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 294P 16cm

商品内容

要旨

「お国は?と女が言った/さて僕の国はどこなんだか、」沖縄の清高な魂と風土をたっぷりと身につけて生まれ育ち、二十歳の頃失恋の痛みを抱え、上京。自虐的なまでの深い自己凝視を独特のユーモアに解き放った詩人山之口貘(1903〜1963)。その心優しい詩「妹へおくる手紙」「会話」「夢を見る神」「沖縄よどこへ行く」等の78篇と、自伝的小説2篇、詩論随筆12篇を以てこの希有の現代詩人の宇宙を集成。

目次

襤褸は寝てゐる
加藤清正
鼻のある結論
士族

転居
思弁
来意
再会
座蒲団〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

独特のユーモアと風刺の沖縄詩人の名詩集。通称“バクさん”と皆に慕われ、金子光晴に「日本のほんとうの詩は貘さんから始まる」と言わせた心優しい魂の詩人(1963年没)の詩、小説、随筆を一冊に集成