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深い河・辻火 田久保英夫作品集

講談社文芸文庫

出版社名 講談社
出版年月 2004年8月
ISBNコード 978-4-06-198379-3
4-06-198379-2
税込価格 1,430円
頁数・縦 287P 16cm

商品内容

要旨

朝鮮戦争中の九州の兵站基地で、置きざりにされた徴用馬の世話をする青年の苦悩に迫る芥川賞受賞作「深い河」、親戚の恋愛騒動を契機に訪れた、夏の下町の人間模様を描く川端賞受賞作「辻火」、出生地の曖昧さに気づいた初老の男の地番を探す過去への旅を追った「生魄」等、初期から晩年に至る七篇を収録。ストイシズムを底に秘め、気品ある世界を創った「短篇の名手」田久保英夫の魅力溢れる代表作集。

出版社・メーカーコメント

ストイックで気品溢れる文体で描く人間模様朝鮮戦争中の九州の兵站基地で、徴用される馬の世話をする青年の苦悩を追った芥川賞作品「深い河」、川端賞作品「辻火」等、初期から晩年に至る代表作7編を収録

著者紹介

田久保 英夫 (タクボ ヒデオ)  
1928年1月25日、東京市浅草区田中町(現・台東区日本堤)に生まれる。1953年3月、慶応義塾大学文学部仏文科を卒業。1969年7月18日、「深い河」により第六一回芥川賞。1970年「郵政」文芸賞の選者となる。1985年4月、「辻火」により川端康成文学賞。この春「三田文学」が復刊することになり、三田文学会の常任理事に就任。10月、芥川賞選考委員に加わる。1986年2月、『海図』により読売文学賞。1997年川端康成文学賞の審査委員に加わる。11月11日、『木霊集』により野間文芸賞。1999年三田文学会の理事長代行に選出された。2001年4月14日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)