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金色の死 谷崎潤一郎大正期短篇集

講談社文芸文庫

出版社名 講談社
出版年月 2005年3月
ISBNコード 978-4-06-198398-4
4-06-198398-9
税込価格 1,540円
頁数・縦 282P 16cm

商品内容

要旨

江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」に影響を与えたとされる怪奇的幻想小説「金色の死」、私立探偵を名乗る見知らぬ男に突然呼びとめられ、妻の死の顛末を問われ、たたみ掛ける様にその死を糾弾する探偵と、追込まれる主人公の恐怖の心理を絶妙に描いて、日本の探偵小説の濫觴といわれた「途上」、ほかに「人面疽」「小さな王国」「母を恋ふる記」「青い花」など谷崎の多彩な個性が発揮される大正期の作品群七篇。

出版社・メーカーコメント

探偵小説の濫觴「途上」を含む大正期の短篇表題作のほか、「人魚の嘆き」「人面疽」「母を恋ふる記」「富美子の足」「青い花」など、怪奇的幻想的小説や谷崎の多彩な個性が発揮された大正期の作品群八篇。

著者紹介

谷崎 潤一郎 (タニザキ ジュンイチロウ)  
1886・7・24~1965・7・30。小説家。東京日本橋の生まれ。東京府立一中、一高を経て1908年(明41)、東京帝大国文科に入学。小山内薫らと第二次「新思潮」創刊。「誕生」「刺青」等を発表。11年(明44)、自然主義文学に対抗した作風は永井荷風に激賞され、文壇に確固たる地位を築く、やがて佐藤春夫と絶交、関東大震災を経て関西に移住。42年(昭17)、『細雪』の執筆を始める。完成は戦後。49年(昭24)、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)