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雪あかり 曽野綾子初期作品集

講談社文芸文庫

出版社名 講談社
出版年月 2005年5月
ISBNコード 978-4-06-198406-6
4-06-198406-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 311P 16cm

商品内容

要旨

進駐軍の接収ホテルで働く十九歳の波子の眼をとおし敗戦直後の日本人従業員と米国軍人等との平穏な日常が淡々と描かれ、吉行淳之介の「驟雨」と芥川賞を競い清澄で新鮮な作風と高く評価された出世作「遠来の客たち」をはじめ、「鸚哥とクリスマス」「海の御墓」「身欠きにしん」「蒼ざめた日曜日」「冬の油虫」、表題作「雪あかり」を収録。才気溢れ、知的で軽妙な文体の初期の作品七編を精選。

出版社・メーカーコメント

「雪あかり」ほか初期代表作七篇を精選収録進駐軍接収ホテルで働く少女の眼を通して日常を描き、吉行淳之介の「驟雨」と芥川賞を競った出世作「遠来の客」ほか「海の御墓」「蒼ざめた日曜日」などを収録。

著者紹介

曽野 綾子 (ソノ アヤコ)  
1931・9・17〜。小説家。東京生まれ。カトリック系の聖心女子学院幼稚園に入り同大学英文科卒。中学生の頃から小説家を志し第15次「新思潮」などの同人となる。大学在学中に三浦朱門と結婚。1954年、『遠来の客たち』で芥川賞候補となり、これが出世作となる。その後、次々と作品を発表、文壇に不動の地位を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)