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ショート・サーキット 佐伯一麦初期作品集

講談社文芸文庫

出版社名 講談社
出版年月 2005年10月
ISBNコード 978-4-06-198419-6
4-06-198419-5
税込価格 1,650円
頁数・縦 324P 16cm

商品内容

要旨

若くして父となったかれは生活のため配電工となった。都市生活者の現実に直面するうち三人の子供の父となり、妻はすでに子供たちのものになってしまった。今日も短絡事故(ショート・サーキット)が起こり、現場にかけつける―。野間文芸新人賞受賞の表題作に、海燕新人文学賞受賞のデビュー作「木を接ぐ」をはじめ、働くということ、生きるということをつきつめた瑞々しい初期作品5篇を収録。

出版社・メーカーコメント

私小説の旗手の足跡をたどる初期傑作短篇集若くして父となったおれ、彼女、子供たちとのささやかな生活。「鉄塔家族」で大仏次郎賞受賞に到る小説世界を、野間文芸新人賞の表題作を含む初期5作品で綴る。

著者紹介

佐伯 一麦 (サエキ カズミ)  
1959・7・21〜。作家。宮城県生まれ。高校卒業後上京。週刊誌記者、電気工などをへて作家活動に専念。1984年「木を接ぐ」で海燕新人文学賞を受賞。「ショート・サーキット」で野間文芸新人賞、「ア・ルース・ボーイ」で三島由紀夫賞、「遠き山に日は落ちて」で木山捷平文学賞、「鉄塔家族」で大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)