
焼跡のイエス・善財
講談社文芸文庫 いA12
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2006年11月 |
ISBNコード |
978-4-06-198458-5
(4-06-198458-6) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 308P 16cm |
商品内容
要旨 |
敗戦直後、上野のガード下の闇市で、主人公の「わたし」が、浮浪児がキリストに変身する一瞬を目にする「焼跡のイエス」。少女の身に聖なる刻印が現われる「処女懐胎」。戦後無頼派と称された石川淳の超俗的な美学が結晶した代表作のほかに「山桜」「マルスの歌」「かよい小町」「善財」を収録し、戦前、戦中、そして戦後へ。徹底した虚構性に新たな幻想的光景を現出させた、精神の鮮やかな働きを示す佳作六篇。 |
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出版社・メーカーコメント
「精神の運動」の輝かしい軌跡を描く小説集聖書伝説を戦後風俗に重ねた寓意小説「焼跡のイエス」「かよい小町」「処女懐胎」3篇ほか、変幻自在な遊芸精神が躍動する「山桜」「マルスの歌」「善財」を収録