
黒い裾
講談社文芸文庫 こF9
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2007年12月 |
ISBNコード |
978-4-06-198497-4
(4-06-198497-7) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 220P 16cm |
商品内容
要旨 |
「葬式の時だけ男と女が出会う、これも日本の女の一時代を語るものと云うのだろうか」―十六歳から中年に到る主人公・千代の半生を、喪服に託し哀感を込めて綴る「黒い裾」。向嶋蝸牛庵と周りに住む人々を、明るく生き生きと弾みのある筆致で描き出し、端然とした人間の営みを伝える「糞土の墻」他、「勲章」「姦声」「雛」など、人生の機微を清新な文体で描く幸田文学の味わい深い佳品八篇を収録した第一創作集。 |
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出版社・メーカーコメント
人生の機微を清新な文体で描いた第一創作集喪服に託して、女性の境涯の感慨を綴る「黒い裾」、蝸牛庵と周囲の人々を生き生きと弾みのある筆致で描き出す「糞土の墻」等、幸田文学の味わい深い佳品8篇収録