
共生虫
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2000年3月 |
ISBNコード |
978-4-06-210027-4
(4-06-210027-4) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 293P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2000年
第36回
谷崎潤一郎賞受賞 |
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要旨 |
一人の引きこもりの青年が体内に共生虫を飼っている。…絶滅をプログラミングされた種は、共生虫の終宿主となる。ある種が自ら絶滅をプログラミングするということは、生態系の次の段階を準備するということでもある。例えば恐竜の絶滅は次の生命環境のために、つまり次代の全生物の共生のために不可欠だった。共生虫は、自ら絶滅をプログラミングした人類の、新しい希望とも言える。共生虫を体内に飼っている選ばれた人間は、殺人・殺戮と自殺の権利を神から委ねられているのである。 |
おすすめコメント
谷崎賞もとってしまった、引きこもりの青年の物語。ネットのぐちゃぐちゃとした暗部もきちんと描かれています。かぎ括弧がほとんど無い文章も特徴。
出版社・メーカーコメント
時代のエッジを疾駆する渾身の力作長篇小説ニュースキャスター坂上美子のホームページの裏サイト「インターバイオ」から届いた招待状。引きこもりの青年が体内に宿してしまった共生虫の謎が明かされる瞬間