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書庫の母

出版社名 講談社
出版年月 2007年10月
ISBNコード 978-4-06-214169-7
4-06-214169-8
税込価格 2,090円
頁数・縦 213P 22cm

商品内容

要旨

転居するために書庫を整理する「僕」。残された母の蔵書に目をとめた「僕」は、その中に、もうひとりの母の姿を見つける。父のこと、歌人たちとの交流、そしてある死刑囚の存在。書庫の薄暗がりに映し出された揺れ動く心を描く表題作と「死刑囚と母」、父への想いを語る「遅い詫状」、パリに消えた妹を訪ねる「落葉」、「いもうと探し」、ほか一篇。『父の肖像』野間文芸賞受賞作家が描きだした、六篇の傑作、私的短篇小説集。

出版社
商品紹介

亡き母への新しい発見、辻井喬の私的短編集。転居するため書庫の整理を始めた主人公。そこに歌人として知られた母の歌集を見つける。

おすすめコメント

転居するため書庫の整理を始めた主人公。そこに歌人として知られた母の歌集を見つける。書棚から立ち上る母の姿、父親、死別した妹、辻井喬が描く私的短篇小説集 。

出版社・メーカーコメント

亡き母への新しい発見、辻井喬の私的短篇集転居するため書庫の整理を始めた主人公。そこに歌人として知られた母の歌集を見つける。書棚から立ち上る母の姿、父親、死別した妹、辻井喬が描く私的短篇小説集

著者紹介

辻井 喬 (ツジイ タカシ)  
1927年、東京生まれ。東京大学卒業。1955年、詩集『不確かな朝』を刊行。以来、詩、小説などを発表。1961年、詩集『異邦人』で室生犀星賞、1984年、小説『いつもと同じ春』で平林たい子文学賞、1993年、詩集『群青、わが黙示』で高見順賞、1994年、小説『虹の岬』で谷崎潤一郎賞、2000年、詩集『群青、わが黙示』から詩集『わたつみ・しあわせな日日』までの三部作で歴程賞、2004年、小説『父の肖像』で野間文芸賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)