• 本

日本インターネット書紀 この国のインターネットは、解体寸前のビルに間借りした小さな会社からはじまった

出版社名 講談社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-06-218944-6
4-06-218944-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 451P 20cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

日本におけるインターネット利用者数は2013年末の時点で1億人を超え、8割以上の国民がその恩恵に浴している。日本で商用インターネットがスタートしたのは1994年のこと。技術者を中心とするわずか数人の社員が、1992年に資本金1800万円で立ち上げた「インターネットイニシアティブ(IIJ)」が、企業と一般向けのインターネット接続サービスを始めたのが最初である。本書では、IIJの創業者の一人で現在代表取締役会長兼CEOを務める著者が、日本のインターネットの成長とともに歩んだ同社のこれまでの道程を振り返るとともに、日本のインターネットの問題点を指摘。さらに今後ネットがどのように社会を変えていくかについても言及している。IIJの歩んだ道は平坦ではなく、国や大企業などと対峙し、ときに協力し合いながら進んだワインディング・ロード(曲がりくねった道)だった。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2015年05月20日])

→情報工場SERENDIP×e-hon 会員限定キャンペーンページはこちら!

商品内容

要旨

インターネットは21世紀の産業のエンジンである。だが、日本に「IT産業」はない。「IT利用産業」があるだけだ―この国の壁、そして通信の巨人に挑んだ経営者の壮大な夢と危機感。

目次

第1章 黎明期―ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード(沈鬱な船出
無邪気なエンジニアたち ほか)
第2章 日本から世界へ―インターネットの本場で勝負に挑む(ファーストユーザー、怒り心頭
ようやく手にしたリスクマネー ほか)
第3章 壮大な夢の光芒―通信の巨人に挑む(夢が潰えた日
いきなり個人口座が凍結される ほか)
第4章 反転―日本のインターネットはどこへ向かうか(債務超過100億円からの再スタート
社員たちに届けた思い ほか)
第5章 インターネットの世紀―インターネットが変えたこと、変えること(実現しつつある「愚連隊エンジニア」たちの夢
ウィキリークスがつきつけた課題 ほか)

おすすめコメント

インターネットは21世紀の産業のエンジンである。だが、日本に「IT産業」はない。「IT利用産業」があるだけだ――この国の壁、そして通信の巨人に挑んだ経営者の壮大な夢と危機感。インテル、グーグル、Amazon……インターネットには、これからどのような可能性が秘められているのか? 日本発の技術で、世界を変えるために必要なこととは?

著者紹介

鈴木 幸一 (スズキ コウイチ)  
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)代表取締役会長兼CEO。1946年神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒。72年(社)日本能率協会入社。インダストリアル・エンジニアリング(IE)、新規事業開発などを担当。82年退社。83年(株)日本アプライドリサーチ研究所代表取締役就任。ベンチャー企業の育成指導、産業・経済の調査・研究、地域開発のコンサルテーション等を行う。92年12月(株)インターネットイニシアティブ企画を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)