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叢書東アジアの近現代史 第1巻

清朝の興亡と中華のゆくえ 朝鮮出兵から日露戦争へ

  • 岡本隆司/著
出版社名 講談社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-06-220486-6
4-06-220486-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 299P 20cm
シリーズ名 叢書東アジアの近現代史

商品内容

目次

第1章 明清交代
第2章 変貌する東アジア
第3章 雍正帝
第4章 「盛世」
第5章 内憂外患
第6章 清末
第7章 終局―消えゆく多元共存

出版社・メーカーコメント

日本、中国、韓国・朝鮮……。東アジア各国の関係は、ますます混迷をきわめています。日中間の尖閣問題、日韓間の竹島問題はその象徴ですが、それだけではありません。どうしてここまで仲が悪いのか、その本質は、歴史をたどらないかぎり明らかになりません。本シリーズは、東アジアのいがみあう現実の、歴史的な起原と形成過程をさぐり、問題の核心に迫ります。日中韓を中心とする対立と融和の東アジアの歴史の核心を、学術研究の成果をふまえて描き出します。第1巻は、清朝の歴史を中心に、日清・日露戦争に至るまでを描きます。はじまりは豊臣秀吉の朝鮮出兵に求められます。そして、日露戦争の帰結が、ひとつの大きなターニングポイントになります。満洲人が漢人を支配するという形ではじまった清朝の絶頂と凋落、そして朝鮮やチベットなど周辺国との関係、日中関係。それらを活写して、現在の問題の淵源に迫る力作です。

著者紹介

岡本 隆司 (オカモト タカシ)  
1965年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、京都府立大学教授。専攻は、近代アジア史。主な著書に、『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、大平正芳記念賞)、『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)