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観光人類学の挑戦 「新しい地球」の生き方

講談社選書メチエ 430

出版社名 講談社
出版年月 2009年1月
ISBNコード 978-4-06-258430-2
4-06-258430-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 214P 19cm

商品内容

要旨

グローバル化が進行する中で、国境を越えて移動する人びとは世界全体で年間十億人に達しようとしている。東京の下町で、熱帯雨林の島で、中国の世界遺産で、それぞれに繰り広げられる文化景観はすべてリゾーム状につながり、地球はもはや境界のない大きな空間になっているのだ。本書では、ボーダレス時代の観光/移住のありようを描き出し、「一つの世界にともに生きる」とはどういうことか、人類学の新たな試みとして論じていく。

目次

第1章 「新しい地球」の生き方を探る
第2章 越境する日本人女性―女たちのグローバル化
第3章 フィリピーナたちの夢―移民が普通に暮らせる日
第4章 世界遺産という文化資源―バリ・白川郷・麗江
第5章 熱帯雨林のアイロニー―マレーシア・サバのエコツーリズム
第6章 「南」の観光歴史学―ミクロネシア・パラオにおける観光と植民地主義
第7章 ロングステイ―暮らすように旅すること
第8章 新しい地球、新しい日本―一つの世界にともに生きる

出版社
商品紹介

国家と国家の間を生きる人々にとって地球は大きな公共空間である。人類学の新たな試みとして観光を見る。

出版社・メーカーコメント

圧縮された時間と空間が生む越境の民族誌 観光客と移民が生み出す文化のグローバル化。国境を越え、国家と国家の間を生きる人々にとって地球は大きな公共空間である。人類学の新たな試みとして観光を見る

著者紹介

山下 晋司 (ヤマシタ シンジ)  
1948年、山口県に生まれる。東京大学教養学部卒業。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は、文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)