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浜口雄幸と永田鉄山

講談社選書メチエ 436

出版社名 講談社
出版年月 2009年4月
ISBNコード 978-4-06-258436-4
4-06-258436-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 276P 19cm

商品内容

要旨

第一次世界大戦の未曾有の惨禍は日本指導層に甚大な衝撃をもたらした。もはや進むべき道は国際協調以外にないと対中融和を含む協調路線に賭けた浜口。最終戦争は必至と満蒙・華北領有を含む軍中心の総力戦体制の構築を計った永田。ともにテロに斃れた二人の国家存亡を巡る究極の対立を描く。

目次

第1章 田中義一政友会内閣と民政党総裁浜口雄幸(戦前政党政治の展開
対中国政策をめぐる対立と国際環境
構造改革と議会中心主義)
第2章 浜口内閣期の外交と内政(国際協調と対中融和政策
産業構成の高度化とセーフティ・ネット
海軍軍縮条約問題と浜口の遭難)
第3章 構想の相克(永田鉄山と陸軍中堅幕僚グループ
国家総力戦
国際連盟
中国認識)
第4章 満州事変と永田鉄山(事変前夜
柳条湖事件
北満・錦州攻略と独立国家樹立方針
五・一五事件と熱河作戦)
第5章 統制派と皇道派―陸軍派閥抗争(省部首脳会議
隊付青年将校の国家改造運動
陸軍パンフレットと華北分離工作)

出版社
商品紹介

国際協調路線の可能性に賭けた浜口。最終戦争は必至と軍中心の総力戦体制の構築を計る永田。国家の将来を巡る究極の選択とは。

出版社・メーカーコメント

国際協調か最終戦争か。二つの路線の相克。第1次大戦に彼らは何も見出したか。国際協調路線の可能性に賭けた浜口。最終戦争は必至と軍中心の総力戦体制の構築を計る永田。国家の将来を巡る究極の選択とは

著者紹介

川田 稔 (カワダ ミノル)  
1947年生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、名古屋大学大学院環境学研究科教授。法学博士。専門は、政治外交史・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)