「女装と男装」の文化史
講談社選書メチエ 450
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2009年10月 |
ISBNコード |
978-4-06-258450-0
(4-06-258450-6) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 284P 19cm |
商品内容
要旨 |
ヤマトタケルノミコト(『古事記』)、オスカル(『ベルサイユのばら』)、娘(『道成寺』)、ポーシャ(『ヴェニスの商人』)…。古今東西を問わず、演劇や文学、映画、アニメ、漫画に数限りなく登場してきた「女装する男」と「男装する女」。彼/彼女たちは、なぜ性の境界を超えようとしたのか?“変態”“異常”“倒錯”という言葉で片付けてしまうだけでは気がつかない、性と愛の現実がそこにある。「男と女」という単純な二項対立がsexとgenderの視点をからめると無限の性別へと変化していくさまをつぶさに論じ、人間の生の多様性に軽やかに迫る。 |
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目次 |
第1部 男から女へ―エロスと暴力とユーモアと(“オヤジ殺し”の手段―ヤマトタケルノミコト/『古事記』 |
出版社・メーカーコメント
男装女装に表象される性別越境の現実と深層古今東西の様々なメディアに現れてきた異性装は、多様化を極める性の現実の象徴だ。古事記からジャニーズまで、ベルばらからシェイクスピアまで縦横無尽に分析!