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戦前昭和の国家構想

講談社選書メチエ 528

出版社名 講談社
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-06-258531-6
4-06-258531-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 243P 19cm

商品内容

要旨

関東大震災の三年後に始まった戦前昭和とは、審災復興=国家再建の歴史だった。社会主義、議会主義、農本主義、国家社会主義という四つの国家構想が、勃興しては次の構想に移っていく展開の過程として、戦前昭和を再構成する。

目次

1 社会主義(最先端の知のモード
“革命”の希望
普通の衝撃
“革命”の挫折)
2 議会主義(「昭和維新」
二大政党制の展開
議会主義に対する懐疑
二大政党制の崩壊)
3 農本主義(農本主義―歴史的伝統の再発見
危機のなかの農本主義
五・一五事件
農本主義から「ファシズム」へ)
4 国家社会主義(「独裁政治」対政党政治
新党構想
新体制の形成
新体制の現実)

出版社
商品紹介

昭和戦前の社会を席捲した社会主義、議会主義、農本主義、国家社会主義。4つの思想は、どのように生まれ、破綻していったか。

著者紹介

井上 寿一 (イノウエ トシカズ)  
1956年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、同大学法学部助手などを経て、学習院大学法学部教授。法学博士。専攻は、日本政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)