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町村合併から生まれた日本近代 明治の経験

講談社選書メチエ 563

出版社名 講談社
出版年月 2013年11月
ISBNコード 978-4-06-258566-8
4-06-258566-9
税込価格 1,815円
頁数・縦 222P 19cm

商品内容

要旨

明治七年の町村数約七万八千、明治二二年の町村数一万六千弱。明治の大合併、それは新たな境界線を社会に引く試みだった。あいつぐ町村からの異議申し立て、合併後も紛争を抱える自治体…近世の地縁的・身分的共同体というモザイク状の世界から、近代の大字‐市町村‐府県‐国家という同心円状の世界へ。府藩県三治制、大区小区制、そして明治二二年の大合併にいたる「地方制度」の変遷をたどりながら、近代社会そのものを問い直す。

目次

はじめに 境界を持たない社会・境界を持つ権力
第1章 江戸時代の村と町
第2章 維新変革のなかで
第3章 制度改革の模索
第4章 地方と中央
第5章 市場という領域
第6章 町村合併
むすび 境界的暴力と無境界的暴力

出版社
商品紹介

明治期の町村合併、それは新たな境界線を社会に引く試みだった。町−市−県−国という同心円状の世界観がつくられた近代を問い直す。

著者紹介

松沢 裕作 (マツザワ ユウサク)  
1976年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。東京大学史料編纂所助教を経て、専修大学経済学部准教授。専門は日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)