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見えない世界の物語 超越性とファンタジー

講談社選書メチエ 573

出版社名 講談社
出版年月 2014年4月
ISBNコード 978-4-06-258576-7
4-06-258576-6
税込価格 1,925円
頁数・縦 251P 19cm

商品内容

要旨

児童文学の一分野であったファンタジーが、大人をも魅了している。「ハリー・ポッター」シリーズ、『指輪物語』『となりのトトロ』…。宗教的な神話や伝説、昔話などが、近代以降どのように物語として再生したのか。『アラビアン・ナイト』から、ペロー、グリム兄弟、アンデルセンを経て現代の「ナルニア」シリーズに至るまでを分析し、ファンタジーに潜む宗教的なものの源泉をさぐる。

目次

序章 宗教・子ども・ファンタジー
1章 児童文学の宗教性
2章 現実を超えた物語の誕生と展開
3章 運命の女神から妖精へ―フランスで生まれた妖精物語
4章 妖精物語からメルヒェンへ―ドイツの子ども向けの教育的物語
5章 物語にみるキリスト教的価値理念とその変容―ペローからグリムへ
6章 「子ども」と「ファンタジー」の宗教性―アンデルセン童話の登場
7章 イギリス児童文学の中のアルカディア
8章 宮崎駿のアニメーション映画が語るもの

出版社
商品紹介

いまや大人をも魅了するファンタジーは、宗教的な神話や伝説、昔話が源泉。いかに文学的な物語に変容したか、歴史を辿る。

著者紹介

大澤 千恵子 (オオサワ チエコ)  
東京大学大学院人文社会系研究科宗教学宗教史学専門分野博士課程修了。博士(宗教学)。主な研究領域は、宗教児童文学、死生学。現在、立教大学兼任講師、恵泉女学園大学・和光大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)