坂本龍馬を英雄にした男大久保一翁
講談社+α新書 381-4C
出版社名 | 講談社 |
---|---|
出版年月 | 2009年12月 |
ISBNコード |
978-4-06-272624-5
(4-06-272624-6) |
税込価格 | 964円 |
頁数・縦 | 222P 18cm |
商品内容
要旨 |
龍馬も海舟も西郷も桂も師と仰いだ士。官軍の志士も畏怖し続けた徳川幕府最大の頭脳。 |
---|---|
目次 |
第1章 原点は「もののふ」にあり |
出版社・メーカーコメント
大久保一翁とは何者であろうか。軍艦奉行となった海舟の活躍で、諸藩にその名と思想は知られていた。薩摩の家老・小松帯刀、西郷隆盛、大久保利通、長州の木戸孝允(桂小五郎)、周布政之助、土佐の坂本龍馬、公家の岩倉具視など、幕末維新の数多の傑物が揃って大久保一翁に期待し、一翁が幕閣に登用されれば、「討幕を止める」とまで声を揃えたほどである。討幕派の西郷や大久保、木戸からも一目置かれ尊敬されていたことは、幕末維新の複雑な政局を知るうえで、一翁その人を避けては通れないことを意味する。一翁の最大の功績は、幕府の中枢にありながらも、私心を捨て、広く意見を聞き、深く洞察して結論を出すと、その主張を公言して憚らないことにあった。そのひとつが諸藩の重役や志士を驚かせた「大開国論」である。