• 本

お登勢

講談社文庫

出版社名 講談社
出版年月 2001年4月
ISBNコード 978-4-06-273164-5
4-06-273164-9
税込価格 1,047円
頁数・縦 639P 15cm

商品内容

要旨

淡路島の貧農の娘・お登勢は、徳島藩の家臣・加納家に奉公に出た。そこで陪臣・本田貢に惹かれるが、加納家嫡男に恋慕される。分藩運動に起因する稲田騒動や北海道静内への移住を背景に、幕末から明治にかけての波乱の時代、愛を貫き、修羅場をくぐり、大地に生きる“永遠の女性像”を描いた長編歴史ロマンの傑作。

著者紹介

船山 馨 (フナヤマ カオル)  
1914年札幌生まれ。「北海タイムス」記者をへて1939年上京し、四社連合に勤務。1941年抒情的な『北国物語』で作家デビューした。1947年野間文芸賞奨励賞をえた『笛』や『魔術師』などで第一次戦後派として活躍したが、健康を害し、低迷期がつづく。1967年一女性の流転を描く雄大な『石狩平野』で復活、以後日本近代史を背景とした壮大な長編ロマンを展開した。1981年『茜いろの坂』で吉川英治文学賞を受賞。同年8月心不全で逝去。『船山馨小説全集』12巻(河出書房新社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)