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水車館の殺人

新装改訂版

講談社文庫 あ52-19

出版社名 講談社
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-06-276032-4
4-06-276032-0
税込価格 946円
頁数・縦 449P 15cm
シリーズ名 水車館の殺人

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 人里離れた場所に建つ、
    3つの水車を備えた城のような館。
    そこで起きた連続殺人。
    犯人と思われる男は失踪したまま事件は収束します。
    1年後再び集まったメンバー。そこでまたも事件が起こるのです。

    事故で顔を失いゴムのマスクを被った館の主人、
    その幼妻で現実離れした美少女、館に仕える執事と家政婦、
    主人の父である画家の遺した作品に陶酔する客人達、、、。
    外界から遮断された館の中で、過去と現在を行き来しながら物語が進んでいくのがとても面白いです。
    結末も意外!
    過去のパートと現在のパートで同じ文章が使われていたりするのですが、結末を知るとそれぞれの意味合いが変わってくるのですね。
    2回は読みたい1冊ですよ!

    (2016年10月19日)

商品内容

要旨

仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。一年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか?密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」を巡る恐るべき秘密とは…!?本格ミステリの復権を高らかに謳った「館」シリーズ第二弾、全面改訂の決定版。

おすすめコメント

古城の趣の水車館には常に白い仮面をつけた主人と美しく若い妻がいる。一年前の奇怪な事件を知る客たちが集まり、惨劇の幕が開く。トリック満載、「館」の代表作

出版社・メーカーコメント

「十角館」に続く本格ミステリの清新な流れ古城の趣の水車館には常に白い仮面をつけた主人と美しく若い妻がいる。一年前の奇怪な事件を知る客たちが集まり、惨劇の幕が開く。トリック満載、「館」の代表作

著者紹介

綾辻 行人 (アヤツジ ユキト)  
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー、“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)