書店レビュー
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- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
"館シリーズ"の3作目です。
シリーズものといえど、独立した物語なので、前作を読んでなくても大丈夫!!
一人の男のもとに1冊の本が届くところから物語が始まります。その本のタイトルは『迷路館の殺人』。「実際に迷路館で起きた殺人事件を、関係者が小説化した」ということなのですね。
館の廊下が迷路になっているという迷路館。それぞれのいくつもある部屋にはギリシャ神話・ミノタウロスにまつわる名前がついています。
迷路館の主はミステリー界の重鎮作家。彼の誕生日パーティーに招待された人々が数名。若手作家4人、評論家、編集者とその妻、ミステリー愛好家。
パーティーが始まると思いきや重鎮が自殺しているのが発覚。その遺言が奇妙なもので、作家4人が迷路館を舞台にミステリー作品を書くこと。
他の4人がそれを審査して最優秀作品を決めること。
選ばれた者に莫大な遺産の半分を相続させること。
異常なシチュエーションの中でそれぞれ作品を書き始めるけれど、作家たちがどんどん殺害されていき、それも見立て殺人、、、。
館全体を使った密室ものなんだけど、狭さは感じられません。
作中の『迷路館の殺人』を読み終(2016年10月5日)
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商品内容
要旨 |
奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた四人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった。周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第三作、待望の新装改訂版。初期「新本格」を象徴する傑作。 |
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出版社・メーカーコメント
奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた4人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった!周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第3作、待望の新装改訂版。初期「新本格」を象徴する傑作!