• 本

迷路館の殺人

新装改訂版

講談社文庫 あ52-20

出版社名 講談社
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-06-276397-4
4-06-276397-4
税込価格 990円
頁数・縦 477P 15cm
シリーズ名 迷路館の殺人

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • "館シリーズ"の3作目です。
    シリーズものといえど、独立した物語なので、前作を読んでなくても大丈夫!!
    一人の男のもとに1冊の本が届くところから物語が始まります。その本のタイトルは『迷路館の殺人』。「実際に迷路館で起きた殺人事件を、関係者が小説化した」ということなのですね。
    館の廊下が迷路になっているという迷路館。それぞれのいくつもある部屋にはギリシャ神話・ミノタウロスにまつわる名前がついています。
    迷路館の主はミステリー界の重鎮作家。彼の誕生日パーティーに招待された人々が数名。若手作家4人、評論家、編集者とその妻、ミステリー愛好家。
    パーティーが始まると思いきや重鎮が自殺しているのが発覚。その遺言が奇妙なもので、作家4人が迷路館を舞台にミステリー作品を書くこと。
    他の4人がそれを審査して最優秀作品を決めること。
    選ばれた者に莫大な遺産の半分を相続させること。
    異常なシチュエーションの中でそれぞれ作品を書き始めるけれど、作家たちがどんどん殺害されていき、それも見立て殺人、、、。
    館全体を使った密室ものなんだけど、狭さは感じられません。
    作中の『迷路館の殺人』を読み終

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    (2016年10月5日)

商品内容

要旨

奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた四人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった。周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第三作、待望の新装改訂版。初期「新本格」を象徴する傑作。

出版社・メーカーコメント

奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた4人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった!周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第3作、待望の新装改訂版。初期「新本格」を象徴する傑作!

著者紹介

綾辻 行人 (アヤツジ ユキト)  
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。“館シリーズ”と呼ばれる一連の長編は現代本格ミステリを牽引する人気シリーズとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)