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ピストルズ 下

講談社文庫 あ86−9

出版社名 講談社
出版年月 2013年6月
ISBNコード 978-4-06-277563-2
4-06-277563-8
税込価格 838円
頁数・縦 458P 15cm
シリーズ名 ピストルズ

商品内容

要旨

一子相伝の継承者に選ばれた菖蒲家四姉妹の末娘は生き地獄さながらの凄惨な修行の末、類い稀な秘術の能力を開花させてしまう。その果てに起きた「血の日曜日」事件とは―。次女によって語られる、一族の壮大な罪と償いの歴史。滔々たる時空をことごとく描き出す。21世紀の大小説がここに。

出版社・メーカーコメント

思いつくままの何でもかんでもを包含して、獰猛な密林に仕立てあげた作者の執念と技巧には舌を巻く――桐野夏生 文章に仕掛けられた麻薬、言葉がもたらすトランス。果てなき大迷宮をさまようかのような比類なき読書体験! 谷崎潤一郎賞受賞作 一子相伝の継承者に選ばれた菖蒲(あやめ)家四姉妹の末娘は生き地獄さながらの凄惨な修行の末、類い稀な秘術の能力を開花させてしまう。その果てに起きた「血の日曜日」事件とは――。次女によって語られる、一族の壮大な罪と償いの歴史。滔々(とうとう)たる時空をことごとく描き出す。21世紀の大小説がここに。解説・筒井康隆。 ※本書は2010年3月に小社から刊行された単行本『ピストルズ』を上下巻にしたものです。

著者紹介

阿部 和重 (アベ カズシゲ)  
1968年生まれ。’94年『アメリカの夜』で第37回群像新人文学賞を受賞しデビュー。’99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞をダブル受賞、’05年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、’10年『ピストルズ』で第46回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)