書店レビュー
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- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
北海道。
霧の中の不思議な屋敷の前に佇む3人の男。
記憶を失った老人と、編集者・江南、推理作家・鹿谷。
老人はこの屋敷の管理人だったといいますが、記憶を失っています。
その記憶を失った老人の手記と、江南・鹿谷コンビの推理が交互に展開されていきます。
別荘を舞台に起きた謎の死。
犯人は誰なのか。
老人は何者なのか。
手記の内容は事実なのか、、、。
屋敷の中で起き、解決する密室ものミステリと思いきや、
最後に急にスケールが大きくなります。
読み終わった後に残る余韻が
なんというか、切なくて、素敵な作品だと思いました。(2016年11月16日)
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商品内容
要旨 |
大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実と江南孝明は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。深い森の中に建つその館で待ち受ける、“世界”が揺らぐような真実とは!?シリーズ屈指の大仕掛けを、読者は見破ることができるか? |
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出版社・メーカーコメント
推理作家鹿谷門実に手紙を送った老人の手記にはある殺人事件がリアルに綴られていた。建築家中村青司の手になる黒猫館の秘密が鍵か。