• 本

ラーメンと愛国

講談社現代新書 2127

出版社名 講談社
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-06-280041-9
4-06-280041-1
税込価格 836円
頁数・縦 283P 18cm

商品内容

要旨

ラーメンから現代史を読み解くスリリングな試み。

目次

第1章 ラーメンとアメリカの小麦戦略(安藤百福の見た闇市の支那そば屋台
「都市下層民」の夜食だった戦前の支那そば ほか)
第2章 T型フォードとチキンラーメン(技術より生産力が決め手になった太平洋戦争
日本人の兵器観にみる「一点もの至上主義」 ほか)
第3章 ラーメンと日本人のノスタルジー(『渡鬼』の五月(泉ピン子)はなぜラーメン屋に嫁いだのか
小島家の家庭内騒動の背後にある価値観の相違 ほか)
第4章 国土開発とご当地ラーメン(ご当地ラーメンは郷土料理ではない
田中角栄を軸にした中央と地方のシーソーゲーム ほか)
第5章 ラーメンとナショナリズム(メディアを通して体験された湾岸戦争
軍事行動のアウトソーシングも湾岸戦争から ほか)

おすすめコメント

ラーメンから現代史を読み解くスリリングな試み!なぜ「ラーメン職人」は作務衣を着るのか?いまや「国民食」となったラーメン。その始まりは戦後の食糧不足と米国の小麦戦略だった。ラーメンの「進化」を戦後日本の変動と重ね合わせたスリリングな物語。

著者紹介

速水 健朗 (ハヤミズ ケンロウ)  
ライター、編集者。コンピュータ誌の編集を経て現在フリーランスとして活動中。専門分野は、メディア論、都市論、ショッピングモール研究など。TBSラジオ『文化系トークラジオLife』にレギュラー出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)