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サウンド・オブ・ミュージック トラップ一家の物語

講談社青い鳥文庫 312−1

出版社名 講談社
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-06-285487-0
4-06-285487-2
税込価格 682円
頁数・縦 210P 18cm

商品内容

要旨

母親を亡くした7人の子どもたちのもとにやって来たのは、歌が大好きなマリア先生。みんなで歌を練習するうち、ザルツブルグの大きな音楽祭で、優勝してしまいます。名声が高まった家族は、ヒトラーの誕生日に歌うことを強要され…。「ドレミの歌」など、数々の名曲を生んだ映画「サウンド・オブ・ミュージック」の元になった、マリア先生とトラップ一家の物語。小学上級から。総ルビ。

おすすめコメント

第一次世界大戦後のオーストリア、ザルツブルグ。ノンベルク修道院の修練女だった20歳のマリアは、家庭教師として、トラップ家に雇われることに。明るく、音楽が大好きなマリアは、母親を亡くした、5歳から14歳までの7人の子どもたちと、たちまち仲良くなりました。修道院に戻る時期が近づいたある日、マリアは、トラップ大佐に結婚を申し込まれ、7人の子どもたちの本当の母親になりました。1933年、幸せな一家を世界恐慌が襲います。一家の全財産を預かる銀行が破綻してしまうのです。貧しい生活のなかでも音楽を楽しむマリアと子どもたちは、トラップ・ファミリー聖歌隊を作り、一回限り、と出演したザルツブルグ音楽祭で優勝。ヨーロッパを演奏旅行するほどに有名な存在になります。1938年3月、ナチの軍隊がオーストリアを併合、町じゅうに、ハーケンクロイツの旗が掲げられました。オーストリアを愛するトラップ大佐は、ナチの旗を掲げることを敢然と拒否、ナチから申し出のあった、ドイツ軍の潜水艦の艦長職も断ってしまったのです。さらに、名声高まったトラップ一家は、ヒトラーの誕生日に歌うことまで強要され……。有名な映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、本当にあったお話がもとになっています。これは、愛する祖国オーストリアからの亡命を決めた、トラップ一家の愛と勇気の物語です。

著者紹介

谷口 由美子 (タニグチ ユミコ)  
山梨県生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業。アメリカに留学後、児童文学の翻訳を手がける
烏羽 雨 (カラスバ アメ)  
イラストレーター。雑誌や書籍の装画、挿絵などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)