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歴史家が見る現代世界

講談社現代新書 2257

出版社名 講談社
出版年月 2014年4月
ISBNコード 978-4-06-288257-6
4-06-288257-4
税込価格 946円
頁数・縦 238P 18cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

我々が普段「現代」と呼んでいる時代はいつからか。「1990年代の冷戦終結後」と答える人も多いのではないだろうか。また、戦前・戦後というように戦争、すなわち国家間の争いを時代の区分とする見方も一般的だ。ところが、世界の歴史家たちは、そのような「国家」や国家間の関係を中心とした歴史の見方をしなくなっているという。本書は、そうした歴史家による現代世界へのまなざしの変化を紹介するとともに、グローバリゼーションが進む現代社会がどこへ向かうかを論じている。キーポイントとなるのは、国という単位を超えた「人のつながり」である。著者はハーバード大学名誉教授。日本人として初めてアメリカ歴史学会会長を務めた経歴をもつ。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2014年6月27日])

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商品内容

要旨

いつから「現代」になったのか?それは「近代」と何が違うか?わかりやすい国単位の歴史に惑わされて、地球規模で進行する大きなうねりを見逃してはならない―世界の今とこれからを考えるための必読書!私たちはどんな時代を生きているか。ハーバード大・歴史学部の名誉教授が渾身の書き下ろし!

目次

第1章 歴史をどうとらえるか
第2章 揺らぐ国家
第3章 非国家的存在の台頭
第4章 伝統的な「国際関係」はもはや存在しない
第5章 普遍的な「人間」の発見
第6章 環地球的結合という不可逆の流れ
結語 現代の歴史と記憶

著者紹介

入江 昭 (イリエ アキラ)  
1934年、東京生まれ。成蹊高校卒業後、グルー基金奨学生として渡米。ハバフォード大学卒業後、ハーバード大学大学院歴史学部博士号(歴史学)取得。専攻は米国外交史、国際関係史。ハーバード大学名誉教授。1988年には日本人として初めてアメリカ歴史学会会長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)