• 本

「失敗」の経済政策史

講談社現代新書 2267

出版社名 講談社
出版年月 2014年6月
ISBNコード 978-4-06-288267-5
4-06-288267-1
税込価格 880円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

なぜ政治家や官僚は「失敗」を繰り返すのか―。「失敗のツケ」を払うのはいつもわれわれ。同じ過ちを繰り返さないためにバブル崩壊後の20年間の経済政策を振り返る。同じ轍を踏まないための「警告書」。

目次

第1章 焦土からバブルの「宴」まで―戦後日本経済の疾走
第2章 「宴」の裏で悪魔が微笑んだ―バブル崩壊の爪痕
第3章 血税が底なし沼に消えた―政策誤操作で「戦後最悪の不況」へ
第4章 「小泉改革」の正体―戦後最長景気の幸運
第5章 そして「格差社会」が進んだ―日本型雇用慣行の崩壊
第6章 「日銀理論」の自縄自縛―迷走した金融政策
第7章 「国民の生活」は「第一」でなく…背信のマニフェスト

出版社・メーカーコメント

長期政権を維持してきた自民党、あるいは一時的に政権の座に就いた非自民連立内閣、あるいは民主党などは日本経済浮上に向けた努力をしたようにも見える。財政金融政策の実務を担ってきた大蔵省(現財務省)、日本銀行もさまざまな政策手段を駆使した。だが、それらはこれまで実ることがなかった。なぜなのか。「失われた20年」の教訓とは何か。「失敗のツケ」を払うのはいつもわれわれ国民。バブル崩壊後の約20年間の経済政策を振り返り、同じ過ちを繰り返さないために広く世間に警告することが、本書の目的である。

著者紹介

川北 隆雄 (カワキタ タカオ)  
1948年、大阪市に生まれる。東京大学法学部卒業後、中日新聞社入社。同東京本社(東京新聞)経済部記者、同デスク、編集委員、論説委員、政府税制調査会専門委員などを務める。現在、ジャーナリスト、専修大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)