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戦争調査会 幻の政府文書を読み解く

講談社現代新書 2453

出版社名 講談社
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-06-288453-2
4-06-288453-4
税込価格 968円
頁数・縦 259P 18cm

商品内容

要旨

戦争への道を検証する。1945年11月、幣原喜重郎内閣が立ち上げた国家プロジェクト=戦争調査会。多数の戦犯逮捕、公文書焼却という困難のなかおこなわれた40回超の会議。日本人自らの手で開戦、敗戦の原因を明らかにしようとしたものの、GHQによって1年弱で廃止された未完のプロジェクトの全貌。

目次

はじめに(戦争検証の国家プロジェクト
四〇回以上もの会議、当事者インタビュー、独自の資料
敗戦直後の切実さ ほか)
第1部 戦争調査会とその時代(戦争調査会の始動
戦争調査会は何を調査するのか?
戦争回避の可能性を求めて ほか)
第2部 なぜ道を誤ったのか?(戦争の起源
戦争と平和のあいだ
日中戦争から日米開戦へ ほか)

おすすめコメント

敗戦直後、幣原内閣が設置した「戦争調査会」。一年弱で未完に終わった国家プロジェクトの史料を通して、開戦・敗戦の実相に迫る。

著者紹介

井上 寿一 (イノウエ トシカズ)  
1956年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、学習院大学法学部教授などを経て、学習院大学学長。法学博士。専攻は日本政治外交史。内閣府公文書管理委員会委員、特定歴史公文書等不服審査分科会委員。著書に、『危機のなかの協調外交』(山川出版社、吉田茂賞)、など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)